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院長挨拶

医療法人社団 慈誠会は、地域に密着し地域住民や地域社会に貢献するという理念を掲げ、その歴史は、昭和28年に、初代総院長である故大畑信子先生が板橋区常盤台に大畑医院(当時)を開院されたことから始まりました。

やがて、超高齢社会への時代の変遷とそれに伴うがん罹患者数の増加と共に、患者さんやご家族、そして地域の方々が持つ医療や介護に対する期待も変化してきました。それに応えることが今後当院のなすべきことと思っています。当院では、外来機能に加え、病床機能として医療療養、一般・老年心療内科、地域包括ケア、練馬区内初の緩和ケア病床を有し、区内初の病院附属介護医療院を併設します。

 

立地としては、区最大の都立光が丘公園の南に位置し、サクラ、モクレン、イチョウ、キンモクセイ、ツバキなどの庭木や草花も見られ四季折々に豊かな自然に触れることができ、入院患者さんにおいては当院職員と訪れる、あるいは病室の窓からも季節を感じることができる素晴らしい環境です。このような下で医療と介護を提供できることは、私達スタッフにとってもありがたく、開院の機会を下さった練馬区には心から感謝致します。

 

医療や介護の場では、目の前の患者さん、ご家族そして医療者の各々が求めるQOLと希望には、違いがあることを理解する必要があります。患者さん自身が、どのような自分でありたいかを考え、それを私達が汲み取ることが大切と思っています。そのためにも、働く者が自身の職務に誇りを持ち、最善を尽くすことができるよう、働きやすい職場環境づくりと人の育成に取り組む必要があります。新病院開院の令和7年には、併設する介護福祉士養成学校を開校し、介護福祉士の育成を進め、医師、看護師、他の専門職種であるリハビリスタッフ、栄養士、検査技師、薬剤師や放射線技師、事務職員等皆が、高い志と品格を持ち自己研鑽を怠らぬよう努めます。

 

患者さんや地域が私達医療者を育て、私達は患者さんが病気を治したい、苦痛から解放されたいという気持ちに応え、在宅復帰を支援し、ご自宅に戻られた後も訪問看護あるいは訪問介護などにより、「その人らしい生活を続けていく」ための支援を続けていきます。

当院は、光が丘地域の中でその役割を果たすため、近隣の医療機関と共に常に患者さんや地域の方々の声に耳を傾けながら、患者さんとご家族の立場に立ち、ひとりひとりが思いやりと気遣いを持って信頼される医療と介護を提供してまいります。

慈誠会・光が丘病院 採用 スタッフ募集 病院長 座間 猛

病院長 座間 猛

座間 猛 Takeru ZAMA, MD, PhD

1995年3月に慶應義塾大学医学部医学科を卒業。同年4月、同学大学院博士課程医学研究科入学、内科学専攻。同大学病院内科臨床医としても勤務後、同学医学部薬理学教室、途中Abramson Building Research Center, University of Pennsylvania School of Medicineを経て、1999年、東京医科歯科大学難治疾患研究所機能調節疾患部門にて、文部科学省所管独立行政法人日本学術振興会(JSPS)未来開拓学術研究推進事業の日本学術振興会研究員として従事。

2002年からは、慶應義塾大学医学部内科血液研究室に戻り、厚生科学研究推進事業ヒューマンサイエンス振興財団リサーチフェロー、COE特別研究講師、ならびに慶應義塾大学医学部講師等を経て、経済産業省所管独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の産業技術研究助成事業及びイノベーション推進事業、文部科学省所管独立行政法人科学技術振興機構(JST)の研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)等の研究代表者として競争的資金助成を受けるなど、先制医療の視点から一貫してがん等の老化関連疾患の克服に努める。2015年11月からは医療法人社団田島厚生会神谷病院 院長に着任し、2022年7月から医療法人社団慈誠会上板橋病院 副院長として現在に至る。

 

・がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

・米国癌学会American Association for Cancer Research (AACR)Active Member

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